iCAT 認知症の早期発見につなげる

手指の運動から脳能力を自動測定する機器です。

手指の巧緻動作の低下と認知機能の低下には高い相関関係があることがわかっています。縦横3列に並んだ孔に挿入された9本のペグの反転時間を健常者データと比較し、認知症傾向の早期発見につなげます。測定結果は脳の元気度として表示されます。

機器概要

  • 事 業 主 体 名 : 株式会社アンサリードシステム
  • 事業期間 [分類] : 2016.11-2017.3  [試作開発]
  • 参 加 団 体 名 : 茨城県立医療大学

「iCAT」が
解決してくれること

検査者が不要になり、検査が身近になりました。

本機器は県立医療大学の坪井章雄准教授が開発したiCATをベースに開発され、測定および評価を自動化したものです。自動化したことにより、検査者が不要になり、本機器があれば、誰でも簡単に測定できるようになりました。

簡単に自分で検査ができるならやってみたいわ!

被験者Aさん

測定手順を映像でわかりやすく説明します。

検査を自動化する際は、検査手順を被験者に正しく伝える方法が課題になります。本機器は市販のタブレット端末と通信し、わかりやすい映像で測定手順を説明します。検査の開始指示や検査結果表示もタブレット端末が行います。

市販のタブレットが使えるのは助かるわ!

導入施設スタッフ

株式会社アンサリードシステムが考える、ものづくり 想いを形に変える、ITの力で社会へ貢献

ITを通じ、「何かをしたい」「どうにかしたい」という気持ち、それが、弊社の原点です。それは、社名「(Answer)=答え を (Lead)=導く」にも込められています。その結果、ソフトウェア開発から教育事業と身近な社会の発展に貢献させていただき、少数精鋭のIT専門家集団として、モノづくりにこだわり続ける企業に成長することができました。

代表取締役 長洲 雅彦 氏

脳能力測定検査機器 開発ストーリー 測定の「自動化」と「簡易的」にすることで、認知症の予防を身近なものに。

システム開発1課 石原 秀実 氏

01.

認知症の検査には高額な費用や専門検査技師が必要とされていました。iCAT電子版(仮称)の開発により、誰もが自分の状態を簡易的に測定できれば、認知症の予防にも繋がるのではと考えました。茨城県立医療大学の坪井先生の研究成果と私たちの技術力を融合させることで、これまで不可能としていた課題を解決に導けると確信しました。

開発でどんなところが
大変でしたか?

ITは、日常の色んなところに関わっていますが、実際にはあまり、メーカー以外との繋がりはなく、とても閉鎖的です。当然ながら、今回のように医療や介護という分野への繋がりもありません。そのため、実際の使用想定シーンのイメージに苦労をしました。開発と並行して、自治体や介護施設の現場に出向き、課題などもヒアリングしました。普段はシステム開発に専念しているだけに、現場の声を聞くことができたのは、今後の開発にも大きく役立つものとなりました。今回、iGNTの支援で、新たにチャネル構築もでき、エンドユーザーに近くなって、情報も得られて良かったです。

02.iGNTはどのような形で
役立ちましたか?

iGNTの支援のおかげで、医療や介護の分野に参入できたことが大きいです。
ITだけで、今後の市場がどのくらいあるか?というなかで、自分たちで新しいことにチャレンジしていかないと、正直厳しいというのがありました。ITの技術力を使って社会に貢献していけないか、どこかと連携していくことで、新たなソリューションやサービスを提供できないかと考えていました。今回、茨城県立医療大学や(独)産業技術総合研究所とも連携できたのも、iGNTのおかげだと感じています。
そういったなかで、iGNTにより資金援助を得られ、具体化することができました。

03.今後、どのように発展して
いきたいか聞かせてください。

茨城への貢献とグローバルへの貢献、両方が大切だと思っています。まずは、この製品が、日本全国に広がっていけばと願っています。認知症が国内外の社会問題として取り上げられているなかで、医療や介護施設だけでなく、自治体や自動車教習所、フィットネスクラブなどの体を動かすような施設、温泉などの健康促進施設、色んなところに広がっていけば、認知症がもっと身近に感じてもらえるのではないかと思います。本機器によって、認知症の早期発見と早期治療といった予防に貢献できればと考えています。

導入想定先・利用シーン

測定方法が簡易的なため、様々な業務でお役立てすることができます

医療機関や高齢福祉施設、健康増進施設(トレーニングジム、プール、温泉利用施設)、自治体などの公共施設、自動車教習所、運転免許センター、スポーツセンター、旅客運送会社(タクシー・バス、トラック)など。
・血圧計のように体調管理
・自動車運転の免許更新時(講習予備検査)
・ドライバーの就労前検査(運転適性検査)
・軽度な脳機能の評価

機器への問い合わせ